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2021/01/05

7パワーズ 第5回

ひかりが丘地域ケアプラザの便りに連載しています『7Powers』について、紙面の関係上、端折って書いているためか、趣旨が充分伝えられていないようなので、このブログを用いて、もう少し詳しく書かせて頂きたいと思いました。ご意見ご感想は、下記メールアドレスへお願いします。 hikarigaoka.careplaza@gmail.com

今回は第5回

『第一の力』声の力で出発し、『第二の力』原則を基本にした制御力でブレない心を養い、『第三の力』他力で多くの人を味方にし、『第4の力』仕掛けをかけて求心力を得ました。

 第五の力は『得点力』。

 7Powersの小説(前回のまでのあらすじは、ここをクリック)王子と村人は、一丸となり城の奪還の戦略を練り、城に向かいます。そして1つ1つ戦略通り城を攻めていきます。上手くいく部分と想定外の事もあり、一進一退の状況、そこに突如、救世主が現れます。今まであまり目立たない存在だった狩りの達人の1人が、大きな成果をあげ、一気に王子側が優勢になります。

 Powers(7つの力)第5回、第5の力は『得点力』、この力はそのまま実績又は成果となる力です。ただし目先の得点力だけを求めても持続しません。プロ野球で例えてみます。今までの実績や可能性を求めてオフシーズンにドラフト会議やFA、トレードや移籍が盛んにおこなわれます。しかしその効果が必ずしも翌シーズンに出るとは限りません。将来への投資も合わせて行われています。横浜DeNAベイスターズの佐野恵太選手は2016年にドラフト9位指名(ドラフト指名選手87名中84番目の指名)の選手、昨年までは代打要因だったのが、2020年のシーズン最初からラミレス監督が4番を任せ、一気にレギュラーを掴み首位打者に、残念ながら優勝には届きませんでしたが、この選手がこれほど活躍するとは、ラミレス監督以外は、だれも予想しなかったことでした。佐野選手に注目が行きますが、シーズン最初から4番を任せたラミレス監督の選手を見る目は、すごいなと感じます。ラミレス監督は2016年からDeNAの監督となり、その年に佐野選手がDeNAに入団し、ラミレス監督の目に留まり、この選手は信頼できる、何か光るものがあると評価され、4年で4番首位打者になったわけです。

 私たちの地域について考えるならば、地域ケアプラザや私、生活支援コーディネーターが得点力にならなければなりません。専門職や、その問題に精通している人です。しかし、これだけでは十分ではありません。将来への投資や種まきが必要です。そして地域住民からキーマンが現れることです。それがこの地域で安定した地域福祉保健活動が行われるポイントとなります。ここで得点力を『ポイントゲッターを探せ』と書かせて頂きます。どんなポイントゲッターを探すかと言うとラミレス監督が佐野選手を評価したポイントのように『不安を解消、または信頼できるか』と『心を動かされるか』の2点チェックです。これが無い者は、ポイントゲッターにはなり得ません。それから、ここでもう一度、今まで紹介してきた力を思い浮かべて下さい。第1の力から第4の力は面倒だと考えて、得点力のみ追い求めても、成果は持続できなかったり、高評価には至りません。ここまでの経緯がポイントゲッターを探す又は現れる大事準備であるということ、将来への投資の見極めになります。次号では第6の力『修正力』を書きます。

7Powersの過去記事はこちらから。