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2021/01/22

7パワーズ 第6回

 Powers(7つの力)第6回、第6の力『修正力』、

Powersの小説(前回のまでのあらすじは、ここをクリック)王子は、城を奪還することが出来ます。村人と一緒に喜び、勝利のお酒に酔いしれます。しかし、王子がやらなければいけない大事なことは、実はこれからでした。目標としていた城の奪還の先に、更なる目標、又はやらなければならない事があったのです。それは、荒廃した城を、また信用を失った国の統治について、立て直さなければなりませんでした。そこで城を追われた頃の事を想い出し、人から慕われる王となるために、原則(平等、美徳、公正、奉仕や貢献、人間の尊厳など)を心の中心に置き城を立て直していきます。そこには、王とは、力があり、何でも自分の思い通りにできる、どんなことがあっても弱みを見せてはいけない。従わないものは排除しなければならない。といった今までの王のイメージを変えるものでした。

王子は城の奪還を目標にしていましたが、村人と接し、庶民が何を考え、何を求めているかを知り、国を統治する為に何をすべきか考えてきました。自分が出来る事、周りの人に助けて貰わなければならない事など、そして今まで学んだ通り、心の中心に、いつも原則を置いていました。

 私は以前、『PHS(通称ピッチ)』の開発に携わっていました。今や携帯電話もガラ携と揶揄されるほど古い技術になってしまいましたが、それよりさらに古い簡易携帯電話の話です。そんなピッチでも物凄い技術が使われています。それは20億ヘルツを1万ヘルツの誤差で数えるカウンターが内蔵されている事です。世界の人口は80億近くなので、世界の人口を4秒で数え、その誤差は4万、東京ドームの観客数ほどの誤差が出る精度で全てのピッチは動いています。この技術は、自分の出した電波が正しく出しているか、少しでもずれると修正する仕組みがあるからです。電化製品がこれほどまでに発展したのは、この仕組みがあるからといっても過言ではありません。

 さてこの修正力が7Powersにも組み込まれます。この力は、第二の力(制御力)と同様、目標が明確でなければなりませんが、制御力とちがう点は、結果を見て修正する、さらに進展させるという点です。よく「これしかない」という言葉を聞きます。実は万と方法や道があるのに、個人の知識では「これしかない」と思ってしまいます。しかし、他力に頼る事やポイントゲッターのように突如現れる救世主の存在だったり、イメージトレーニングで成功を引き寄せる力など「これしかない」ではない力に気付くことが、この力を取得したことになります。この力は7Powersの力を実行していくうちに気が付く力で、常識だと思い込んでいる事が実は常識でない事に気が付き始めます。実は思い込みと真実は、かなりかけ離れている事が多いのです。自分の知識がものすごく狭い事に気が付きます。この修正力は、PHSのカウンターと同じで思い込みと真実を限りなく合致させるための力なのです。そしてもう一つ、目標を達成させた先に、更なる目標が出来る事、最初は気が付かなかった、そこにたどり着かなければ決して知る事の無かった事が明確に見えてくることになります。そこに取り組む事が出来る、更に高い所を目指すことが出来る者は、7つの力を取得したものです。

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